高速道路は一方通行。Uターン、バックは厳禁です。
NEXCOによると逆走は、インターチェンジ(IC)、ジャンクション(JCT)、サービスエリア(SA)の出入り口付近で発生しています。
逆走の理由は様々ですが、「道間違い」が全体の約6割を占めています。「一般道から高速道路に誤って進入し、本来のルートへ戻るために逆走した」、「高速道路の出口に誤って侵入した」、「目的の出口を通り過ぎたあと本線をUターンした」、「カーナビの案内を誤認した」などのケースが挙げられます。
逆走車に遭遇したら
逆走車の情報を聞いたら速度を落とす
情報板や道路情報ラジオなどで逆走情報を見聞きしたら、速度を落とし、十分な車間距離をとって、前方の車両の動きに注意して走行してください。
逆走車を前方に発見
逆走車を前方に発見したら、衝突を避けるよう注意して走行してください。
逆走車を発見したら通報する
逆走車を見かけたら、ためらわず下記の方法で通報してください。
- ・ 同乗者からの110番もしくは、♯9910へ通報
- ・ 最寄りの非常電話
- ・ 料金所に立ち入りの際は係員へ知らせる
通報情報をもとに、逆走車があることを情報板や道路情報ラジオで直ち知らされます。
もしも逆走してしまったら
逆走車の過半数が気づかないまま逆走を続けています。中央分離帯が左、標識が裏側の場合は、逆走の可能性があります。
もしも、誤って逆走してしまった場合は、以下の手順で行動してください。
- ・ 対向車に十分注意して近くの安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯してください。
- ・ 車内にとどまるのは危険です。ガードレールの外側などの安全な場所に避難してください。
- ・ 110番や、近くの非常電話で逆走してしまったことを通報してください。
自身と周囲の安全の確保が大切です。遠方に出かけるなど、普段走り慣れていない高速道路を利用する際は十分に注意してください。
逆走が起こりやすい場所
インターチェンジ(IC)入口付近での逆走
高速道路の合流地点では、ドライバーが流入ランプを回ったところで方向を誤り、本線を逆走してしまうことがあります。高速道路は一方通行です。路面標識や矢印看板で進行方向を確認してください。
インターチェンジ(IC)出口付近での逆走
もし目的の出口をうっかり走りすぎても、本線上でUターンやバックは厳禁です。行きすぎてしまった場合、次のICの一般レーンで料金所係員に相談してください。
サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)での逆走
SAやPAでは、休憩後の気の緩みなどから、出口と間違えて入口へ逆走してしまうことがあります。侵入禁止看板や、進行方向を示す矢印を確認してください。
道路での逆走は、重大な事故につながる可能性があります。安全運転を心がけ、逆走車を見かけたら、上記の対処法を参考に、適切な行動をとりましょう。